うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

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うつの回復には刺激から遠ざかることが必要

こんにちは。ぱなしのお玲です。

 

フルタイムのワーキングマザーで、小学生と未就学の子供が3人います。

 

そのうち息子2人は発達障害ADHD/ASD)と診断されました。

 

残る娘も発達の特性があり、受診を予定中。

 

ついでに私も発達特性ありで、かつ、1年ほど前にうつ病を発症しました。そんなハードモード人生ですが、まだまだコッカラッス!と思っている人間です。

 

さて、今回はうつの回復には刺激から遠ざかることが必要、という話。

 

うつの診断が出たら、大体の方は遅かれ早かれ、主治医に診断書を書いてもらって休職の手続きを取られると思います。それは、身体に必要な休養を取ることと、仕事が原因の場合、その刺激から遠ざかることで回復を助けるのだと理解しています。

 

でも、私のように子供が原因でうつになった場合、どうやって刺激から遠ざかればいいのでしょうか?朝晩、子供達と一緒に生活しているのだから、刺激から離れるなんて無理ですよね。

 

一瞬、1人で実家に帰るべきか悩みました。が、すぐにその考えは打ち消しました。年老いた両親に私がうつになったことを報告して、悲しませたくなかったのです。それに、両親に、うつになって動けない私の面倒を見させることも、気が引けました。そうすると、この状況のままなんとかするしかない。

 

子供の世話は夫に任せることにしました。そもそも外に出る気になれないので、子供の送迎など無理な話です。それにそのときは、子供の声がとても怖くなっていましたので、子供と一緒の部屋にいるのも無理でした。しばらくは、子供となるべく関わらない生活を送っていました。同じ屋根の下で暮らしていてもできるだけの身体的距離を取っていたのです。

 

それから、子供の学校からの連絡先を夫に変更してもらいました。子供のトラブルでの呼び出しがなくなって、ずいぶん気持ちが楽になりました。前は夕方になると担任の先生から、今日の子供のトラブル報告のお電話が毎日のようにかかってきていましたから。こうして刺激から心理的距離も取ることができました。こうしてみると、うまい具合に刺激から距離を取ることができていますね。すべて夫のおかげだと感謝しています。

 

さて、少し調子の良くなった私は、子供にコンサータを服薬させたり、両親でペアレントレーニングを受けるなどして、子供自体の刺激度を減らしていくことに成功しました。これは、「3割余裕をつくるライフハック(発達凸凹子育て編)〈全7回〉」に詳しく書いています。

 

それに、無意識のうちに、発達障害のある子供に定型発達の子と同じ役割を期待して、それが果たされないからと勝手に失望したり、怒りをためていたことにも気がつきました。それで子供への期待値を下げたのです。忘れ物をしてもOK。遅刻してもOK。教室から飛び出してもOK。そうしたら子供に心を揺さぶられることも少なくなりました。これも、刺激から心理的な距離を置くことにあたるかなと思います。

 

 

 

 

以前、職場でこんなお電話を受け取ったことがあります。

 

「自分は現在休職中なのだが、職場のメールを自宅にも転送するように設定してある。それで御社からのメールを読んで×××がちゃんと手続きされているか気がかりになり、電話した」

 

この方は、休職中ですが、仕事の刺激から全然離れられていないですね。身体的には離れていても、心理的には離れられていないのです。うつで休職されていたのかどうかまでは分かりませんでしたが、もしそうだったら、休職している意味がないと思いました。気になっても、とにかく気にしない。それが回復に必要なのだと感じました。

 

だからその方には、「ご心配されなくても大丈夫ですよ。職場の方がちゃんと手続きされているはずですから。気にせずゆっくりご静養なさってください」と言い・・・たかったんですが、結局言えず。別担当者宛の電話だったので、そのまま取り次いで、終了しました。その後ご自身で気づかれて良くなられていたらいいんだけれど、と思うのでした。

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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発達障害の子供の投薬の話などを書きました。よかったらあわせてどうぞ。

panashinoorei.hatenablog.com